事件後の変化

 

 

事件後の変化について

 

事件後も

警察の事情聴取が3回に分けてあった

 

聴取の度にあの夜の事を細部まで思い出さなくてはならない

思い出すとその夜は少し 不安定になった

 

事件後の変化としては

鍵をいちいち確認するようになった

夜が怖くなった

通行人が怖くなった

変な夢でうなされるようになった

 

実家にいたが

家族の言動が気に障るようになっていった

彼らにとっては普段の会話に

イライラする様になった

 

とにかく私には余裕がなかった

 

心の拠り所だった彼の存在も

事件を機に無くなってしまった

あの後、会わずにLINEで別れた

彼は会ってキレイに別れたかったようだか

会わなかった

会わずに汚く別れる事が

私ができる唯一の復讐だったからだ

 

 

事件でびっくりして、

体にも心にも青タンが出来た

そこに失恋による青タンも加わった

不倫だろうが恋は恋だったのだ

 

 

なんだか疲れてしまっていて

とにかく人と居るのが苦痛で

平気なふりするのが面倒臭かった

心配されるのも面倒だった

 

 

とにかく一人になりたい

私は実家を出る事にした

それから、ものすごい勢いで動き

一ヶ月後には家を出た

 

もう無理しなくてよくなってホッとした

 

辛かったこと、落ち込んでること

わかってくれる人はいたけど

青タンだらけの体と心で

代わりに立ってくれる人はいない

 

立ち上がるのは自分しかいないのだ